5/9(日)晴れ 「日本伝統文化コーディネーター養成スクール」の第2回目の講義、
今日は日本人の美意識の中でも「粋とヤボ」について。
30分以上も前に教室に入られる方もいて、やる気十分といった感じだ。
簡単に自己紹介があり講義が始まる。
「粋とヤボ」について様々語られ、特に江戸文化の風情、風俗が歌舞伎の助六
(縁の江戸桜)に表現されているとのこと、一見の価値ありだ。
休憩を挟んで2限目、今度は歌舞伎の十八番「勧進帳」を見ながらの講義
「勧進帳」は1840年代にその400年前くらい前にあった能の「あたか」がベースに創作された。
解説を聞きながら見る「勧進帳」はかなり面白い。
そして能の「あたか」と比べ、かなり人情劇的な趣になっていて日本人の美意識が集約されている。
これもしっかり見ておきたい作品だ。
その他、芸能の語源やプロデューサーの仕事や役割についての話があり、また生徒さんからの質問多数ありで皆さん打ち解け議論が盛り上がり、かなり時間を超過して終了。
最後に私たちの仕事は「発想の転換」→「発想の点火」を目指して行きたいとの言葉。
肝に銘じよう!
※今回の参考書籍
渡辺保 著
『新版・歌舞伎手帳』 講談社 2001年
『勧進帳ー日本人論の原像』 ちくま書房 1995年